開発環境を構築したい

最終更新:2020年7月6日

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このページでは、Scala を使用したプログラム開発に必要となるツールをマシンに準備します。

ちょっとScalaを試すだけだけであれば、Scalaをオンラインで実行できる「Scastie」というサイトがあります。こちらも検討してみてください。

開発環境を構築するには、以下のツールをインストールします。

  1. Java Development Kit (JDK)
  2. sbt
  3. IntelliJ IDEA

1. JDK をインストールする

こちらのリンクを開き、 OpenJDK 8 (LTS) と HotSpot を選択して、JDK をダウンロードしてください。

AdoptOpenJDK

JDKはJava や Scala のコンパイルや実行に必要となる、基本のツールです。
JDK はユーザーが直接画面を操作したりコマンドを入力したりして使用するようなものではなく、sbt や IntelliJ IDEA を通じて間接的に使用します。
JDK は AdoptOpenJDKコミュニティ が提供していて、無償で使用することができます。

Scala のコンパイルを行う、つまり Scala を使って開発を行うには JDK 8 を用いることが推奨されています。
また、Scala の実行環境としてはより新しいバージョンを使用することも可能です。
このことについて詳しく知りたい場合は、以下のリンクを参照してください。

https://docs.scala-lang.org/overviews/jdk-compatibility/overview.html (英語サイト)

2. sbt をインストールする

Windows の場合

以下のリンクから sbt をダウンロードし、インストールしてください。

https://www.scala-sbt.org/0.13/docs/ja/Installing-sbt-on-Windows.html

あるいは、パッケージマネージャを使って手軽にインストールする方法もあります。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。

macOSの場合

Homebrew を使用してインストールするのが手軽です。
ターミナルで以下のコマンドを実行してインストールしてください。

shell script
brew install sbt

詳しい説明は以下のリンクをご覧ください。

Linuxの場合

以下のリンク先の説明に従ってください。 https://www.scala-sbt.org/0.13/docs/ja/Installing-sbt-on-Linux.html

Debian 系では apt-get コマンド、Red Hat 系では yum コマンドをそれぞれ使用してインストールします。
ターミナルで以下のコマンドを実行してインストールしてください。

  • Debian系
shell script
sudo apt-get install sbt
  • Red Hat系
shell script
sudo yum install sbt

3. IntelliJ IDEAをインストールする

以下のリンクから IntelliJ IDEA をインストールします。
Ultimate版(有償だが試用可能)でもCommunity版でもどちらでもよいです。

Scala プラグインも同時にインストールしておきましょう。

IntelliJ IDEAをインストールする方法についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

IntelliJ IDEA は、2019年現在、もっとも Scala 開発に適した統合開発環境(IDE)です。
Eclipse、Vim、あるいはVisual Studio Codeなど他の IDE やエディタを使って開発したいこともあるとは思いますが、まずは IntelliJ を一通り使って Scala プログラムの一般的な開発スタイルを身につけておくことを強くおすすめします。

IntelliJ IDEAとEclipseとの比較については以下の記事をご覧ください。

最初の一歩を踏み出そう

これでScalaの開発環境が構築できました。

それでは早速Scalaのプログラムを動かしてみましょう。
こちらの記事でHello! Worldをします。

補足:Scala 3(Dotty)を使用したい場合

最新版であるScala 3のリリースが迫っています。早ければ2020年中にもリリースされます。

Scala 3はそのプロトタイプの名前からDottyとも呼ばれています。

Dottyを使用したい場合には以下の記事を参照してください。

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