実行環境を構築したい

最終更新:2020年5月19日

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この記事は、しばらく本格的な開発を行う予定がなく、Scalaの機能を試してみたい人を対象としています。
もし今後本格的に開発を進める予定があれば、開発環境を構築してください。

実行環境としては、Scastie、IntelliJ IDEA、sbt が挙げられます。
ずは Scastie を試してみて、Scastie では扱えない場合に IntelliJ IDEA や sbt を利用することをおすすめします。

1. Scastie

Scastie は公式直営のオンライン実行環境です。
外部ライブラリを簡単に検索して追加できるので、外部ライブラリをちょっと試すのにも便利です。
編集したものは sbt のプロジェクトとしてダウンロードすることもできるため、小さく始めるのに最適です。
また、最新版の Scala はもちろんのこと、複数バージョンの Scala を実行することができるので、バージョン間の機能や挙動の違いを確認しやすいです。
さらに上級者向けの機能として、コンパイラを選ぶこともできます。
Scala 2系のコンパイラである Scalac だけでなく、Scala 3 のコンパイラになる予定の Dotty、あるいは有名サードパーティ製のコンパイラである Typelevel Scala、あるいは JavaScript を出力するコンパイラである Scala.js を試すことができます。

Scastieを使ってScalaを実行してみる方法以下の記事で詳しく解説しています。

外部リンク:Scastie

2. IntelliJ IDEA

IntelliJ IDEA は2019年現在、もっとも Scala 開発に適した IDE です。
IntelliJ には Scala Worksheet という機能があり、オフラインの実行環境として使用することができます。
Scala Worksheet に Scala のコードを記述すると、リアルタイムに実行してその結果を出力してくれるので、大変便利です。

IntelliJ IDEAのインストール方法や、IntelliJ IDEAにおけるコードの実行方法については以下のページで詳しく解説しています。

外部リンク:Download IntelliJ IDEA

3. sbt

sbt は Scala 開発において主に用いられるビルドツールです。

sbt シェル内で実行できる ~run コマンドや console コマンドを使用すると、オフライン実行環境として使用することができます。
後述の scala コマンド相当のことに加えて、外部ライブラリを使用することもできるので便利です。

sbtにおけるコードの実行方法については以下の記事で詳しく解説しています。

外部リンク:sbtのセットアップ

また、sbtやsbtのインストール方法については以下の記事で詳しく解説しています。

参考:Scala コマンド

公式サイトにおいては、IntelliJ または sbt を使用することが推奨されています。
また、ちょっと試すという目的では Scastie の方が便利です。
したがって Scala コマンドをインストールするのは特におすすめしません。

外部リンク:Download Scala

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