Windowsにsbtをインストールする方法
[AD] Scalaアプリケーションの開発・保守は合同会社ミルクソフトにお任せください
この記事では、Windowsにsbtをインストールする方法について解説します。
まだJDKのインストールが済んでいない場合は、あらかじめ済ませておきましょう。
JDKのインストール方法はこちらの記事で解説しています。
Windowsにsbtをインストールする5つの方法
sbtをWindowsにインストールするにはいくつかの手段があります。
どれでも構いませんので、お好みの方法をひとつ選んでインストールしましょう。
- Windows Subsystem for Linux(WSL)でsbtを使う
- パッケージマネージャ「Scoop」を使う
- パッケージマネージャ「Chocolatey」を使う
- 公式サイトで配布されているインストーラを使う
- パッケージを展開して任意の場所に設置する
それでは、それぞれの方法について見てみましょう。
Windows Subsystem for Linux(WSL)でsbtを使う方法
sbtをWindows Subsystem for Linux(WSL)で使う場合、OSはUbuntuとなりますので、Ubuntuへのインストール手順に従えばOKです。
Ubuntuへのインストール手順はこちらの記事で詳しく解説しています。
Scoopを使ってインストールする方法
ScoopはWindowsのコマンドラインで使えるパッケージマネージャの一つです。
パッケージマネージャとは、ソフトウェアの導入や更新、削除などの管理を行ってくれるツールのことです。
sbtに限らず多くのソフトウェアを一元的に管理できて便利なので、ぜひ使ってみてください。
ScoopをWindowsにインストールしていきます。
既にインストールされている場合、スキップしてください。
- PowerShellを起動する。
- PowerShellで
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -scope CurrentUser
を実行。 - 同じく
iwr -useb get.scoop.sh | iex
を実行。 これで準備完了です。
最後に scoop install sbt
を実行すると、sbtがWindowsにインストールされます。
Chocolateyを使ってインストールする方法
ChocolateyもScoopと同様にWindowsのコマンドラインで使えるパッケージマネージャの一つです。
機能的には大きな違いはありませんが、こちらはScoopとは違い、インストールの実行時に管理者権限を要求してくるので注意してください。
ChocolateyをWindowsにインストールしていきます。
既にインストールされている場合、スキップしてください。
- PowerShellを管理者権限で起動する。
- PowerShellで
Set-ExecutionPolicy Bypass -Scope Process -Force; iex ((New-Object System.Net.WebClient).DownloadString('https://chocolatey.org/install.ps1'))
実行。
最後に choco install sbt
を実行すると、sbtがWindowsにインストールされます。
インストーラを使ってインストールする方法
パッケージマネージャを使わずに、インストーラを使ってインストールすることもできます。
インストーラはsbtのダウンロードページにて配布されています。
.msi形式のファイルをダウンロードし、インストーラを実行します。
ライセンスに同意できる場合は、"I accept ..."にチェックを入れて、Nextを押して進めていきます。
Custom Setupではインストール先などを変更できます。
問題がなければ、Nextを押して次に進みます。
Installを押してインストールを開始させます。
インストールが終了するとこの画面に移動します。
Finishを押せば、sbtのインストールは完了です。
パッケージをダウンロードして展開する方法
sbtはZIP形式やTGZ形式でも配布されています。
これらのパッケージをダウンロードして任意の場所に展開することによっても、sbtをインストールすることができます。
パッケージは公式サイトよりダウンロードすることができます。
次にすること
次はIntelliJ IDEAをインストールしましょう。
IntelliJ IDEAのインストール手順はこちらの記事で詳しく解説しています。
IntelliJをインストールするより先に手っ取り早くsbtでscalaのコードを実行してみたいという場合は、こちらの記事をご覧ください。
Dottyを使用するには
現在開発進行中のScala 3(コードネーム:Dotty)を使用するには、さらに次のページにて説明する手順に従ってください。