Scalaで使用するJavaについて
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この記事では、Scalaで使用するJavaについて解説します。
Javaを使用する目的を確認する
Scalaを使用するにはJavaをインストールする必要があります。
実は「Javaをインストールする」というときのJavaには、いくつか種類があります。
これを間違えると時間の無駄になります。
インストールする前に確認しておくべきことがいくつかありますので、具体的に見ていきましょう。
Javaを使う目的を確認する
まず確認するべきなのは、Javaを何に使うのか?ということです。
Scalaプログラムを開発したり実行したりする場合と、単に実行するだけの場合で、使用するJavaが変わります。
Scalaのプログラムを開発する場合は「Java開発キット」をインストールします。
ついでにJavaのプログラムも開発できるようになります。
Java開発キットなので、当然ですね。笑
それに対して、Scalaのプログラムを実行するだけの場合は「Javaランタイム」をインストールします。
それ以外の場合、あるいは正直よくわからない場合は、念のため「Java開発キット」をインストールしておけば大丈夫です。
Java開発キット(JDK:Java Development Kit)とは?
Java開発キット(JDK:Java Development Kit)とは、JavaやScalaのコンパイルや実行に必要となる、基本のツールです。
JDKは、基本的にはユーザーが直接画面を操作したりコマンドを入力したりして使用するようなものではなく、sbtやIntelliJ IDEAを通じて間接的に使用します。
JDKはAdoptOpenJDKコミュニティが提供していて、無償で使用することができます。
Scalaプログラムを開発するにはJDK 8を使いましょう
Scalaのコンパイルを行う、つまりScalaプログラムの開発を行うにはJDK 8を用いることが推奨されています。
このことについて詳しく知りたい場合は、以下のリンクを参照してください。
また、より新しいバージョンのJavaを使用することも可能です。
Scalaはマイナーバージョンごとに対応しているJavaのバージョンが異なります。
詳しくは公式サイトで確認してください。
Scala 3を使用する場合もJDK8を使用しましょう
Scala 3(コードネーム:Dotty)はまだJava 11をサポートしていません。
Scala 3を使用する場合は、JDK 8を使用しましょう。
Scalaプログラムを実行するだけなら最新のJREを使えばOK
Java 8でコンパイルされたScalaプログラムは後のバージョンのJavaであれば実行可能です。
万が一動かなかった場合、それはバグです。もし不具合に遭遇した場合はJavaのバージョンを切り下げて対応すると良いでしょう。
このことについて詳しく知りたい場合は、以下のリンクを参照してください。