Visual Studio Codeをインストールする方法

最終更新:2020年7月9日

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この記事ではPCにVisual Studio Code(VSCode)をインストールして、Scalaのプロジェクトを開く手順を説明します。

事前準備

Scalaのバージョンを確認する

そもそもの話ですが、これから開こうとしているScalaプロジェクトのバージョンが古い場合には、要注意です。

(そうでない場合は読み飛ばしてOKです)

後にインストールする予定のVSCodeエクステンション「Metals」は、限られた範囲のScalaのバージョンしかサポートしていません。

サポートしているのは最新の2.13から2.11までです。

2.11も近いうちにサポート対象から外れる予定です。

2.11以前の古いScalaプロジェクトを編集する場合は、IntelliJ IDEAを使いましょう。

IntelliJ IDEAのインストール方法はこちらで紹介しています。

また、Metalsが要求するScalaのバージョンについて、詳しくはこちらのリンク先をご覧ください。

JDK(Java開発キット:Java Development Kit)をインストールする

後にインストールする予定のVSCodeエクステンション「Metals」は、JDKを要求します。

既にScalaプロジェクトの開発環境が整っている場合にはJDKのインストールも済んでいることになりますので、この手順は飛ばして大丈夫です。

まだJDKのインストールが済んでいない場合には、以下の手順に従ってJDKをインストールしてください。

手っ取り早くは、以下のリンクを開きます。

外部リンク:AdoptOpenJDK

OpenJDK 8 (LTS) と HotSpot を選択して、JDK をダウンロードします。

ダウンロードしたファイルを実行すればOKです。

JDKのインストールについては、こちらのページにて更に詳しく解説しています。

Metalsは、OpenJDKまたはOracleが提供するJDKで、かつバージョンがJava 8または11であるものを要求しています。

(使う人は多くないと思いますが、Eclipse OpenJ9はサポートされていないことに注意してください)

実際のところ、AdoptOpenJDKのサイトからバージョン8をダウンロードしてインストールすれば要求を満たすことができます。

Metalsが要求するJDKについては、詳しくはこちらのリンク先をご覧ください。

VSCodeをインストールする

それでは、VSCodeをインストールしていきましょう。

OSは、macOS、Windows、Linuxいずれでも構いません。

以下のリンクよりVSCodeをダウンロードし、インストールしてください。

VSCodeエクステンション「Metals」をインストールする

次に、Scala開発用エクステンション「Metals」をインストールします。

エクステンションを追加する画面を開きます。

OSにより異なりますが、macOSなら Code -> Preferences -> Extensions の順にたどれば開くことができます。

metalsを検索します。

Installを押します。

インストールが完了したら再起動します。

プロジェクトを開く

実際にプロジェクトを開いてみましょう。

開くとScalaのコードにシンタックスハイライトが当たっているのがわかります。

プロジェクトをインポートする

左側のサイドバーにMetalsのMアイコンがあるのがわかると思います。

Mアイコンをクリックし、左側のサイドバーが開いたら、Import buildをクリックすればOKです。

Dottyの開発環境を構築するには

Dottyの開発環境をVisual Studio Codeで構築する方法は、別の記事で解説しています。

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