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この記事では、標準出力へ文字列を出力する方法を解説します。
標準出力とは
「標準出力」とは、Scalaプログラムのデフォルトの出力です。
言い換えると、Scalaプログラムが出力するデータの出口です。
例えば、Scalaプログラムをターミナルで実行している場合を考えてみましょう。
この場合には、もしScalaプログラムから標準出力へと文字列を出力すると、ターミナルの画面に文字列が表示されます。
つまり、この場合の標準出力はターミナルとなっています。
標準出力については別の記事で詳しく解説する予定です。
printlnメソッドを使用して文字列を出力する
標準出力に対して文字列を改行付きで出力するには以下のようにします。
println("Hello! World")
出力結果は以下のようになります。
Hello! World
また、改行無しで出力するには以下のようにします。
print("Hello! World")
Hello! World
printlnやprintは Predef オブジェクトに定義されており、これによってScalaプログラム内では明示的なインポートなしにどこでも使うことができるようになっているためです。
Predef
オブジェクトについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
参考:他の言語における標準出力への出力法
以下に参考として他の言語における出力法を挙げておきます。
いずれも出力結果は"Hello! World"です。
Java:
javaSystem.out.println("Hello! World");
javaSystem.out.print("Hello! World");
Kotlin:
kotlinprintln("Hello! World") // 改行付き
kotlinprint("Hello! World") // 改行なし
Ruby:
rubyputs("Hello! World") // 改行付き
rubyprint("Hello! World") // 改行なし
Python 3:
pythonprint('Hello! World') // 改行付き
pythonprint('Hello! World' end='') // 改行なし